肝臓 数値 高い

肝臓の数値が高い原因について

健康診断などで血液検査をしてもらうと見慣れないアルファベットや意味不明の数値が並んだ表をもらいます。
医療関係者でなければ一見しただけではなんのことだかわかりません。
異常がなければああよかった、で意味や数値を気にしない人も多いのではないでしょうか。

 

数値から何が分かるかといえば、血液検査をして分かるのですから、血液の中にその項目のものがどれくらい存在しているかということです。
肝臓に関する項目は、この表の中に5つ【ALT(GPT)・AST(GOT)・γ-GTP・ALP・ビリルビン(T-bil)】あります。
この5つは5つとも肝臓に異常が生じると血液の中に流れ出すという性質を持っています。
ですから、この数値が基準値より高いということは肝臓が何らかの病気にかかっている可能性が高いということになります。
異常があるときに血液に流れ出すものであることから低い分には心配ないと考えられています。
ただし、極端に低い場合は栄養不足などが懸念されますので医師に相談してください。

数値が高いと疑われる病気・症状

では、何の病気にかかっているのか、数値が高かった人はとても心配になるでしょう。
肝臓の病気で一番多いのは肝炎です。
ウイルス性肝炎が疑われる数値はALT(GPT)とAST(GOT)が100IU/L以上です。
慢性の場合は100IU/Lを超えない傾向にあります。
吐き気や嘔吐、痛みや発熱があり、黄疸が出てきます。
一番発症率が高く症状が深刻なのがC型肝炎です。
C型肝炎の80%が慢性化していきます。
肝硬変、肝がんへと進行することもありますので早期発見、早期治療が必要です。

 

胆石症は5つの数値全部が上がる人が多いようですが、胆石は胆汁からつくられます。
胆汁の主要成分はコレステロールやビリルビンなのでビリルビンの数値に注目してください。
吐き気や発熱の症状が出たり、みぞおちや脇腹のあたりに激しい痛みを感じます。
なかなか症状のでない病気で、無症状胆のう結石では血液検査ではほとんど数値に現れません。
胆汁うっ滞の人はyー-GTPとALPが非常に高くなります。
胆汁うっ滞の症状は黄疸やかゆみがあり、尿の色が濃くなったり、便の色が薄くなったりします。
お酒を飲みすぎるとy-GTPの数値が高くなります。
肝硬変や肝がんの場合はASTがALTより高い傾向にあります。

 

ASTは肝臓以外の組織にも多く存在するため、ASTだけの数値が高い場合は肝臓以外の疾患が考えられます。
ASTの数値がALTよりも高いという場合は、骨格筋や心疾患、ALPが高い場合は骨の病気が疑われます。